ContextCapture Editor

「統合オプション」ダイアログボックス

定義された領域内の1つ以上の画像を統合し、ベクトル要素をラスタライズしてラスター出力ファイルを生成するために使用します。

「統合」ツールの使用中に、領域が選択されると開きます。



設定説明
プリセットファイルを保存 「統合オプション」ダイアログボックスの設定をファイルに保存します。
プリセットファイルをロード ファイルから「統合オプション」ダイアログボックスに設定をロードします。
処理する要素

処理する要素を選択するために使用します。以下のいずれかを選択します。

  • ベクトルのみ

  • ラスターのみ

  • リアリティメッシュのみ

  • ポイントクラウドのみ

  • すべての要素

線マッピングを使用

ベクトル要素を処理している場合、現在の線マッピング属性を使用するにはこのチェックボックスをオンにします。

「線マッピングを使用」チェックボックスがオンになっている場合、現在の線マッピング属性の定義に従って線がラスタライズされます。

「線マッピングを使用」チェックボックスがオフになっている場合、線は次のようにラスタライズされます。

  • 線幅0⇒1ピクセル

  • 線幅1⇒2ピクセル

  • 線幅2⇒3ピクセル

  • ...

  • 線幅31⇒32ピクセル

  • 線種0⇒続行

  • 線種1⇒2; 6

  • 線種2⇒6; 2

  • 線種3⇒12; 4

  • 線種4⇒8; 3; 2; 3

  • 線種5⇒4; 4

  • 線種6⇒6; 2; 2; 2; 2; 2

  • 線種7⇒9; 2; 3; 2

線種の数値は、「ダッシュ;ギャップ;ダッシュ;ギャップ;...」という順にピクセル数を表しています。

作成ファイルのアタッチ

新しいラスターを現在のモデルにアタッチするかを指定します。新しくアタッチされたラスターでは、必ず透過と切り取りがオンになります。

切り取り領域を塗り潰し

「切り取り領域を塗り潰し」オプションでは、ContextCapture Editorで長方形以外を統合するときの境界線の処理方法を指定します。

オンにすると、切り取り領域がMicroStationの背景色で塗り潰されます。

オフにすると、切り取り領域は無視され、切り取り境界線の範囲に元のラスターが使用されます。



使用方法を設定

ラスターのサイズと解像度を定義する方法を選択します。指定可能な値は、

  • ピクセルサイズとDPI

  • ピクセルサイズと尺度

  • ピクセルサイズとシートサイズ

  • ピクセルの数とDPI

  • ピクセルの数と尺度

  • ピクセルの数とシートサイズ

  • DPIと尺度

  • DPIとシートサイズ

  • 既存のラスター

定義フィールド

XおよびY解像度の値を表示または編集するためのテキストフィールド。

現在選択されている方法によって、編集可能なテキストフィールドと灰色表示のテキストフィールドが決まります。

フィールドを編集するたびに、この新しい値に従ってその他すべてのフィールドが更新されます。

既定では、

  • World領域は、選択した領域の周囲の境界線ボックスを使用して計算されます。World領域の値の単位は、モデルの作業単位です。

  • ピクセルサイズは、「World領域」を「ピクセルの数」で除算することで算出されます。また、ピクセルサイズの値の単位は、モデルの作業単位です。

  • ピクセル数は、入力領域の画面のピクセル数に設定されます。

  • DPIは300に設定されます。

  • 尺度は、「ピクセルサイズ」と「DPI」を乗算することで算出されます。

  • シートサイズは、「World領域」を「尺度」で除算することで算出されます。「World領域」の値は、「シートサイズ」に「DPI」を乗算した値と同じ単位に変換する必要があります。

  • シート単位は、「シートサイズ」フィールドの単位を指定するためにのみ使用されます(インチ、ミリメートル、センチメートル)。

ラスター基準

現在選択されている方法が「既存のラスター」である場合、このフィールドには統合に含まれるすべてのラスターが一覧表示されます。また、このフィールドにはオプションの平均値も含まれます。このフィールドでの選択が完了すると、選択したラスターのジオリファレンス情報を使用して定義フィールドが更新されます。「World領域」と「ピクセルのサイズ」は、常に参照ファイルで使用できます。「DPI」が指定されない場合、既定では300が使用されます。

出力タイプ

統合結果を1つまたは複数のファイルに保存するように指定するために使用します。

複数のファイルを選択した場合は、DGNとモデルを選択して、生成する各出力ラスターの形状とファイル名を定義する必要があります。このDGNは、マスターDGNと同じGeoCS内には存在しない場合があります。この場合、出力ラスター領域を定義する前にモデルを再投影する必要があります。

出力オプション

「ラスターの保存設定」ダイアログボックスを開き、出力ファイルのフォーマット、オプションや地理情報を編集することができます。

グリッド定義

「出力タイプ」で複数のファイルが選択されている場合、このフィールドが有効になり、グリッドの定義に使用するファイルを設定できます。虫眼鏡アイコンをクリックすると「開く」ダイアログボックスが表示され、デザインファイルを選択できます。

モデル

選択したデザインファイル内の使用可能なモデルが一覧表示されます。

実行

統合操作を実行します。

キャンセル

変更をせずにダイアログボックスを閉じます。